シュトーレンっていろいろなお店から販売されているので、どのシュトーレンを買おうか迷ってしまいますね(>_<)中でも、
- マジパンなし
- マジパン入り
という表記が……
『マジパンって何?!』
『なぜマジパン入りとマジパンなしのものがあるの?』
『味の違いは?!』
など、シュトーレンのマジパンについて疑問に感じたことはありませんか?
今回は、シュトーレンにマジパンがなぜ入っているのか?についてお伝えしたいと思います!マジパンの意味や「なし」と「あり」ではどう味が変わるのかについてもお話しますね^^
シュトーレンにマジパンが入っているのはなぜ?
シュトーレンにマジパンがなぜ入っているのかというと、
- マジパンを入れると味に深みがでるから
です。なぜ味に深みがでるのかというと「マジパンが何からできているか」に秘密があります。
マジパンの主な材料は
- 砂糖
- アーモンド
です。『シュトーレンに入っているマジパン』と聞くと『???』となるかもしれませんが、『ケーキの上に飾っているマジパン』と聞くとどうでしょうか^^
こちらはマジパンで装飾されたケーキです♪何となく「マジパン」のイメージがわいてきたのではないでしょうか^^
マジパンは、アーモンドをすり潰したもの(アーモンドプードル)に砂糖を加えて、粘土のようにしたものです。食用色素で色を付けて、粘土細工のようにいろいろな形を作ることができるんですよ。日本でいうと「和菓子の練り切り」のようですね。
細工用のマジパンは細工がしやすいように砂糖の方が多く含まれている(砂糖:アーモンド=2:1)のですが、シュトーレンに入れるマジパンは、砂糖とアーモンドの比率が1:1とアーモンドの風味がとっても豊かです。
なので、シュトーレンにマジパンを入れることによって、シュトーレンの味に豊かなアーモンドの風味が加わります。
シュトーレンのマジパンの意味は?
シュトーレンのマジパンが入っている意味は「味に深みが出たり、風味が豊かになったりする」だけでなく、
- しっとり感が増す
という効果があります。
マジパンは、シュトーレンを成形する時に細長く伸ばして生地に巻き込んで入れます。シュトーレンを切ってみると、丸くて黄色いし白餡のようなものがあるんですが、それがマジパンです^^
シュトーレンに入っているマジパンの一番の役割は、マジパンの水分を生地に馴染ませて「しっとりした食感」にするためです。もちろん、ドライフルーツからの水分でも生地がしっとりするんですが、マジパンが入ることでさらにしっとり感が増しますよ。
さらに、時間が経てば経つほどマジパンが熟成されてシュトーレンが美味しくなります。「マジパン」はシュトーレンの美味しさを引き出すために欠かすことができない材料なんですね。
本場ドイツのシュトーレンのレシピは、マジパンを入れるということが決まっているんですよ。日本で作られるシュトーレンは、マジパンが入っていないシュトーレンも多く、時には代わりに白餡が入っていることもあります。
シュトーレン本来の味を楽しみたい方は、マジパン入りのシュトーレンを食べてみることをおすすめします^^
シュトーレンのマジパンがなしなら?
シュトーレンの「マジパンがなし」の場合、何が変わってくるかというと
- 値段が安くなる
- 食感が変わる
- 味が変わる
です。
食感や味については先程お話したように、マジパンが入っていることで味が風味が豊かになったり、しっとり感が増したりします。『それならマジパン入りのシュトーレンの方が美味しそう!』と思われるかもしれませんが、値段が変わってくるんですね……
マジパンを加えることで「材料費がかかる」ので値段に違いが出てきてしまいます。もともとシュトーレンって、値段が高い!
「アーモンド」ってあまり安く買えるというイメージはないですね……そう、マジパンの材料である「アーモンド」はコストがかかります。しかもシュトーレンに入れる用のマジパンはアーモンドがたっぷり入っているので、値段が高くなってしまうんです。
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120gで715円……!
ただ、シュトーレンは作られる店によって「味」や「食感」が違ってくるので、マジパンが入っていないからといって一概に美味しさが劣るという訳ではないです。
「マジパンなし」でも、しっとりとした食感になるように作られたシュトーレンもありますし、マジパンが入ることで甘さが増したり、アーモンドが加わるので、それらが苦手な方もおられますよね。
自分好みのシュトーレン選びって本当に難しいですね……(>_<)
さいごに
シュトーレンになぜマジパンが入っているのかは、
- 味や風味が豊かになる
- しっとりした食感になる
という意味があったんですね。「マジパン入り」か「マジパンなし」の場合には、お値段も変わってきます。
あなた好みの美味しいシュトーレンに出会えるといいですね♪
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