ステキなお花をもらったけれど、『いつかは枯れてしまうんだなぁ…。』と思うとちょっぴり悲しくなります。
そんな時は、想い出いっぱいのお花を保存してみませんか?!
お花を永く楽しむには「ドライフラワー」が思い浮かぶかと思います。ドライフラワーって、とってもナチュラルでアンティークな雰囲気もあって素敵ですが生花のような色鮮やかさは残りませんよね。
でもシリカゲルを使うと、お花の色を色鮮やかで美しいままドライフラワーにすることができるんです。
今回は、シリカゲルを使ったお花をドライフラワーにする方法をお伝えしたいと思います。私が実際にやってみた写真なども交えてお話しますので、ぜひご覧になってくださいね♪
花の保存はシリカゲルが最強!
「シリカゲルって何?」と思われた方もおられると思いますが、きっと目にしたことがあるのではないかなと思います。お菓子や海苔などの中に一緒に入っている乾燥剤のことです。
シリカゲルの得意技である「乾燥させる力」をかりて、お花を一気に乾燥させるんですね。
お菓子の中に入っている乾燥材の小袋を開けて中の乾燥剤を取り出して使うということもできますが、より簡単で色鮮やかにドライフラワーにすることができるこのような便利なアイテムがあります。
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これはドライフラワー用の乾燥剤です。丸い粒々のシリカゲルではなく、細かい砂のような状態のシリカゲルが1kg入っています。私は初め『1kgって多くない?!』と思いました。
でも実際にドライフラワーを作ってみると『やっぱり1kg必要やった。』と感じたんです。1kgあると1度で数種類のお花を乾燥することができます。お花をしっかりとこの乾燥剤で覆うことが急速乾燥させる秘訣なので、この量は適した量だったんだなと感じました。
『1度使ったらおしまい』と考えると購入するのに躊躇いますが、このドライフラワー用の乾燥剤、くり返し使うことができます。乾燥する力が弱ってくるとシリカゲルの色が青色からピンク色に変わるので、電子レンジで加熱することで再生可能なんです。
再生可能回数の目安は50回と記載されていますが、お花を1度乾燥させただけでシリカゲルがピンク色に変わることはなかったので、ドライフラワー作りが終わったらその都度レンジで加熱するという必要はありませんでした。
ただ、乾燥剤のシリカゲルは肌荒れなどを引き起こす可能性もあるということと、小さいお子さんやペットのいるお家では誤飲などにも気をつける必要があるということを覚えておいてくださいね。
では、さっそくこのシリカゲルを使ってお花をドライフラワーにしてみますね♪
シリカゲルで花をドライフラワーにする方法
<用意する物>
- 花
- シリカゲル
- シリカゲルと花が入る蓋付きの密封容器
<作り方>
1.保存したいお花を用意します。私はドライフラワーにした後、瓶に入れて飾りたいと思ったので瓶を用意しています。
シリカゲルに埋める時に、お花を上に向けて置くと花の隅々まで綺麗に乾燥できるので、大きいお花は花の部分だけにカットします。かすみ草などの小さい花は茎や葉がついていても大丈夫でしたよ。
シリカゲルの粒子が細かいので、新聞紙を敷いておくと後片付けが楽になります。
2.タッパーなどの蓋付き密閉容器の底にシリカゲルを3~5cm程入れます。肌荒れが心配な場合は手袋をするなどしてくださいね。
3.底に敷いたシリカゲルの上に、乾燥させたいお花を並べて置いていきます。この時なるべく花同士が重ならないようにするのがポイントです。
4.しっかりと蓋をして直射日光が当たらない冷暗所に置いて置きます。
5.1~2週間後にはドライフラワーの完成です!
蓋を開け、そーっとお花を取り出していきます。お花には、隅々までシリカゲルが入り込んでいるのでシリカゲルを優しく振り落としていきます。新聞紙を敷いた上で作業をするといいですよ。お花はしっかりと乾燥していて傷みやすくなっているので慎重に。
私は完成したドライフラワーを割り箸を使って瓶に入れていきました。『ほんまにドライフラワー?!』と思う位色が鮮やかでビックリ!でもお花の隅々までしっかりと乾燥していたので、丁寧に扱わないと花びらがパラパラと数枚落ちてしまいました。
蓋をして完成です♪
シリカゲルで花を電子レンジでドライフラワーにする
『たくさんのお花をドライフラワーにしたい!』『1~2週間も待てない!』という場合は、電子レンジを使う方法もあります。シリカゲルにお花を埋めてから、蓋をせずにそのまま電子レンジに入れるんです。
加熱時間は、600wで30秒ずつ加熱します。温度を一気に上げてあたためてしまうとお花が乾燥しすぎてしまうことがあります。様子を見ながらトータル1分~1分半位加熱すれば大丈夫です。
電子レンジで温めたら、お花をすぐに取り出してくださいね。そのまま熱いシリカゲルの中に入れておくと焦げてしまいます。割り箸やピンセットを使うと火傷せずうまく取り出すことができますよ。
私は「1~2週間置いておく方法」と「電子レンジを使う方法」両方挑戦してみたのですが、元々電子レンジを使うのが苦手な私にとっては自然にシリカゲルの中で乾燥させていく方法が合っていたようでした。
参考になる動画も載せておきますので、気になる方はぜひ電子レンジでの方法にも挑戦してみてくださいね。
花の保存はシリカゲルが最強!まとめ
私はシリカゲルを使ってドライフラワーを作る方法を知って、ドライフラワーのイメージがガラッと変りました!
こんなに色鮮やかに美しいままお花を残せるなんて本当にこの方法に出会えて良かったです。ただ、シリカゲルでお花をドライフラワーにする方法では、お花の種類にもよるのですが花と茎と葉を別々にして乾燥させる必要があるんですよね。
もしも、お花をそのままの姿で色鮮やかに残したいと思われた方は、こちらもご覧になってみてくださいね。
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