干し柿を「家」で作る時に気になるのが干し柿を干す場所ですよね(>_<)
外に干した場合には
- 天候が気になる
- 虫などが寄ってこないか気になる
また、家の中に干した場合には
- 気温と湿度を調整するのが難しい
- ホコリなどが付かないか気になる
いろいろ気になっていた時に、ふと『「冷蔵庫」ってどうなん??乾燥してるし、虫やホコリも付く心配がない……!』と思い、実験してみました^^
今回は干し柿を冷蔵庫で作るとどうなったのか?!という私の【体験談】をお伝えします♪
干し柿を冷蔵庫で作るとどうなった?
干し柿を冷蔵庫で作るとどうなったかというと……
ちゃんと「干し柿」になりました~~~!^^
見た目はちゃんと干し柿ですよね!?
では、私がどのようにこの干し柿を冷蔵庫で作ったのか?
- 方法
- かかった期間
- 味
についてくわしくお伝えしますね^^
方法
冷蔵庫で干し柿を作るのは、とっても簡単でした!ただ冷蔵庫に入れっぱなしにしておいただけで完成したので^^;(笑)
でも干し柿って「数日間では完成しない」ものなので、冷蔵庫で干し柿を作るなら柿のスペースが長期間必要になります(>_<)
「冷蔵庫はいつもいっぱい」「買い物に行った後はパンパンになる」などの場合には、冷蔵庫で干し柿を作るのはちょっとストレスになってしまうかもしれません。(邪魔って思うと思います^^;)
柿を干すスペースさえ確保できれば、後は完成するまで放置しておくだけですよ。
また「干し柿」というと柿を干さないといけないと思われるかもしれませんが、形を気にしないのであれば柿をそのまま「バット」などに並べるだけでもOKです^^
私はたまたま突っ張り棒があったので、こんな風に冷蔵庫内に吊るしてみました。
大きめの柿だったのと、初めての試みだったためとりあえず2個吊るしてみたんですが、なかなかの存在感です^^;
冷蔵庫内の構造や、柿の種類などにもよりますが、おそらくバットに並べた方が小スペースで複数個の干し柿を作ることができるのではないかなと感じました。
干し柿を干すまでの「下処理方法」は、こちらでくわしくお話しています^^
>>干し柿の作り方 室内で簡単に作る方法を【写真付き】でご紹介!
かかった期間
冷蔵庫で干し柿を作るのにかかった期間は、私の場合約1ヵ月半でした。写真と共に、干してから完成するまでの柿の様子をみてみましょう^^
こちらが冷蔵庫に吊るしたばかりの柿です。
使った柿は「平核無柿(ひらたねなしがき)」という渋柿です。
こちらは2週間後の柿の様子です。干したばかりの頃に比べると、表面が乾燥して大きさも少し小さくなりました。
「2週間」といえば、渋柿を「外」で干した場合に干し柿が完成する期間です。同じ時期に外に干して作った柿は、このように干し柿になっていました。
「外に干して作る」のと「冷蔵庫の中で作る」のとでは、完成までの期間にこんなに差が出るんだなぁ(>_<)と思いました。
そして、本当に冷蔵庫の方は「干し柿」になるんだろうか……と不安を感じ始めたのもこの頃です(>_<)
でも冷蔵庫の干し柿は天候も虫やホコリも気にせず「冷蔵庫に放置しておくだけで良い」ので『とにかくこのまま干し続けてみよう!』と、長い目で見守ることにしました。
すると、こちらが冷蔵庫で干し始めてから4週間後の柿の様子です。
大分小さくなって表面も乾燥してきました!
でも触ってみると実はまだまだ柔らかかったです。まだ「干し柿」と言うには早いなと思いました……。この時、ついでに柿の実を手で優しく揉んでおきました。
手で揉んだのが良かったのか?1ヵ月を過ぎると、このような姿に!!!
干し柿に近づいてきましたね^^
でも『外で干したものと比べると色が違う……?』もうしばらく置いてみることにしました。触ってみると表面も実の部分も乾燥して硬かったです。
そして1ヵ月半経った頃、『もうこれ以上は乾燥しないだろう。』と思い、カッチカチになった干し柿を収穫(?)しました^^
味は?
乾燥しきってカッチカチの干し柿……『さぞかし硬い干し柿なんだろうな』と思い、ドキドキしながらかじってみると、
美味しい!!!
あんなに手で触った感触はカッチカチで石のようだったのに、口の中に入れて噛んでみると『思ったよりも全然硬くない!』
噛み応えがあって「味」は甘さが凝縮されて甘~い!でもくどい甘さではなくて、優しい甘さです^^
硬めの干し柿が好きな人なら、きっと好みの食感と味だと思います!私は大好きな味と食感でした。
「見た目」と「触り心地」と「1ヵ月半も冷蔵庫で干していた」という事実とは裏腹に、食べてみるとめっちゃくちゃ美味しい干し柿に感激してしまいました(笑)ほったらかしてただけなのに……!
干し柿を冷蔵庫で作るメリットやデメリットは?
ただ、やっぱり柿を「外に干して作る」のと「冷蔵庫で作る」のとでは、
- メリット
- デメリット
がありました。私なりに気付いたことをお伝えしますね^^
メリット
- 天気や気温、湿度を気にしなくていい
- 虫やホコリが付かない
- ほったらかしで完成する
天気や気温、湿度を気にしなくていい
美味しい干し柿を作るには「気温」や「湿度」が大切です。
気温や湿度が高過ぎると、干した柿がなかなか乾燥せずカビが生えやすくなってしまいます(>_<)柿が濡れるのもカビが生える原因になります。
なので、干し柿を干すのが屋根のない場所なら、天気を気にしながら外に出したり室内に取り入れたりしないといけません。
その点、冷蔵庫の中は常に温度や湿度が一定なので「気温」や「湿度」を気にする必要がありません。干し柿用の柿さえ手に入れることができれば、時期を気にせずすぐに干し柿作りができますね。
虫やホコリが付かない
冷蔵庫の中に入れれば扉を閉めた状態になるので、虫が寄ってきたり、ゴミやホコリが付いたりすることがありません。
柿を外に干すことで排気ガスなんかが気になるというのも、冷蔵庫の中だと心配無用です。
ほったらかしで完成する
冷蔵庫で干し柿を作ってみて感じたことは『ほったらかしで完成した』ということです。
本当に最初に冷蔵庫に吊るしてから、何もしていません。
冷蔵庫を開ける度に柿の姿は目に入ってくるので毎日のように様子を見ることはできましたが、かと言って何か手をかけた訳でもありませんでした。
外に干した時には、天気を気にして室内に取り入れたり、雨で湿度が高い日には室内で扇風機の風を当て続けたりもしたので、そう考えると冷蔵庫で干し柿を作る方法は手間いらずの方法だったなと感じます。
デメリット
- 冷蔵庫内に柿を干して(置いて)おくスペースが必要
- 外で干して作る干し柿よりも時間がかかる
- ニオイが気になる人もいるかも
冷蔵庫内に柿を干して(置いて)おくスペースが必要
冷蔵庫の中に、少なくとも1ヵ月~柿を干して(置いて)おけるスペースがあるか?
これが確保できないと、冷蔵庫を開ける度にストレスを感じてしまうことになります^^;
お鍋ごと冷蔵庫に入れる方や、大量にまとめ買いをする予定があったり、誕生日などでホールのケーキを買う予定があったり……特に、年末年始が近づくと冷蔵庫に入れる物も多くなるので注意が必要です(>_<)
このスペースは1ヵ月間大丈夫!という場所を確保してから始めるといいですね^^
外で干して作る干し柿よりも時間がかかる
冷蔵庫で干し柿を作る場合、少なくとも外で干して作るよりも倍の時間がかかります。
両方試してみて思ったのは「太陽の光」と「風」
ニオイが気になる人もいるかも
私は特に気にならなかったんですが「ニオイに敏感な方」は冷蔵庫を開ける度に柿のニオイを感じるかもしれません。(鼻がきく長女に聞いてみると「柿のにおいする。」と言っていたので……)
柿はラップなどせず、そのまま干し続けます。
『他の食品にニオイがつくかも?』と予想しましたが、他の食品を冷蔵庫に入れる時にはラップをしたり密封容器に入れたりするので特ににおい移りはありませんでした。
『柿が熟してくるとニオイがきつくなるのかな?』とも予想しましたが、こちらも私自身は変化を感じませんでした^^
さいごに
初めて冷蔵庫で干し柿を作ってみましたが、想像以上に美味しくてビックリしてしまいました。
冷蔵庫で干し柿を作るなら「スペースが必要」だったり「完成するまでに時間がかかったりする」などデメリットもありますが、「天気やホコリや虫を気にしなくていい」こと、「ほったらかしておいても完成すること」など嬉しいメリットもあります!
食感や味は好みがあるかもしれませんが、私にとっては大満足でした♪
冷蔵庫で干し柿、気になる方はぜひ試してみてくださいね^^
コメント
タイのチェンマイに25年住んでいます。妻の実家の村は1100メートルくらいの山頂にあり、渋柿の産地です。
村ではアルコールを使って渋抜きして市場で売っていますが、渋がうまく抜けなかったりアルコールが強すぎて腐ったりして味もバラバラです。
それで私は皮をはいで小さく切り冷蔵庫に入れていますが、4,5日で黒くなりはじめると既に甘くなっていて子どもが食べてすぐになくなります。
一度隠して2週間ほど置いたら、まだ乾ききっていませんでしたが、本当に甘くて美味しかったです。
子どもに2週間待てと言っているのですが、、、。
今回のはまだ5日目ですが既に半分になっています。
私の躾けが悪いのか忍耐力のない子どもになりました。たはは。
親バカコメントですみません。
タイの事など質問がありましたら、ご遠慮なく返信をください。
佐々木様、コメントありがとうございます^^
タイのチェンマイにお住まいなんですね!1100メートルくらいの山頂?!日本の平地暮らしの私には想像しがたい環境ですが、お話を聞いてとてもワクワクいたしました!
渋柿の産地なんてとっても素敵ですね。
お子様の可愛らしいエピソード、可愛らし過ぎて心が温かくなりました^^
甘くてとっても美味しいのでしょうね。
小さく切ると早く甘くなるのかもしれませんね。私も今年は小さく切ってやってみます!
私はタイ料理が好きで時々いただくのですが、佐々木様のお話を伺ってますますタイに興味がわきました。
素敵なコメントを本当にありがとうございました^^