初めての鉄のフライパンを目の前に……
『おおっ!これが鉄のフライパンか…!これから末永くお世話になります。』という思いと共にドキドキしているあなた。
鉄のフライパンといえば、初めにしなければならないことがありますよね。
そう、鉄のフライパンを油ならしするという作業です!
今回は、私が実際にやってみた油ならしの手順を画像付きで紹介すると共に、空焼きのコツや、なぜくず野菜を炒めるのかという話もあわせてお伝えしたいと思います♪
鉄のフライパンの油ならしのやり方
こちらが、新品の鉄のフライパンです!(じゃじゃ~ん)
5人家族の料理を作るのに、大きなフライパンが必要なので、28cmのものを選びました。28cmといっても、底面の大きさは21cm。そして、IHコンロでも使えるものです。
想像していたよりも、重すぎず、私は片手で持つことができました。ちなみに重さは約1.1kgでした。
それでは、さっそく鉄のフライパンの油ならしをしてみますね♪
鉄フライパンの油ならし
まずは空焼きという作業から行いますよ~。
1.鉄フライパンを強火で火にかけます。
2.しばらくすると、底の方から、少しずつ鉄フライパンの色が変わってきます。
3.煙が出てきて、ちょっと怖くなるかもしれませんが、続けてくださいね。フライパンの底面だけでなく、フライパンのふちの部分にも火を当てながら、全体の色が変わるように焼いていきます。
4.全体の色が黒っぽく変わりました!ムラがあっても大丈夫ですよ。火を止めて自然に冷まします。(※水などで急激に冷やすと、鉄が変形してしまうこともあるので自然に冷めるのを待ちましょう~。)
これで空焼きの作業はおしまいです。空焼きの作業をしたままで放置してしまうと、サビが出てしまうので、必ず以下の油をなじませる作業まで行うようにしましょうね。
続いて、鉄のフライパンの油をなじませていきますよ♪
5.冷めたフライパンを洗剤でよく洗い、水分をしっかりと拭き取ります。(洗剤を使うのはこの時だけ)
6.多めの油を入れて、くず野菜を入れます。それを焦げるくらいまで炒めていきます。
7.油とくず野菜を捨てて、熱いうちに水洗いします。(洗剤は使わないでくださいね。)
8.再び火にかけて水分をとばしたら、キッチンペーパーなどで薄く油を塗ります。
完成♪
鉄のフライパンを空焼きする時のコツ
フライパンを空焼きするって、何だか怖くないですか?
空焼き=火事につながる
というイメージが私の中で強すぎて、鉄のフライパンの油ならしの作業の中で、空焼きの作業が一番ドキドキしました……
同じように感じる人もいるかもしれない!と思い、実際に空焼きをやってみて感じたことや、コツをいくつかお伝えしようと思います。
IHコンロでは空焼きができない
我が家はオール電化なので、IHコンロを使っています。事前に、鉄フライパンの油ならしについて調べていたところ、IHコンロで空焼きはできない!とのこと。
油ならしが不要な鉄フライパンもあるので、そちらを選ぶというのもひとつです。しかし、私はどうしても自分で油ならしの作業からやってみたかったのと、油ならし済みのフライパンは少しコストが高くなることから、家にあったカセットコンロを使って行うことにしました。
バーナーを使ったり、焚き火に放り込んだりするなど、他のやり方もあったのですが、家にカセットコンロがあるなら、それで十分作業は行えますよ!
白い煙の正体は?
鉄のフライパンを空焼きをしていると、煙が出てきます。この煙、実は、サビ止め剤の塗料が気化したものだったんです。
鉄のフライパンは、工場から出荷される時に、サビを防止するための塗料がついています。油ならしをする前に、空焼き作業をするのは、この塗料を除去するためだったんですね。
空焼きでフライパンを加熱することによって、サビ止め剤が気化します。サビ止め塗装は、人体に害はないのですが、サビ止め剤をしっかりと取り除いておくことで、より油がなじみやすくなるんです。
空焼きをしている時に、煙が出てこなくなったら、塗装が全部取れたんだなというひとつの目安にもなりますよ。
ニオイがする
空焼きが終わってフライパンを放置して冷まし、再びキッチンに戻ると
『くっさ!』
と思わず言ってしまうくらい、ニオイがしました。油ならしの間、はじめから換気扇はつけっぱなしだったんですが……。きっと、サビ止め剤が気化したニオイだったんだと思います。鉄っぽい?薬品っぽい?何ともいえないニオイが漂っていました。(気分が悪くなるようなニオイではありませんでした。)
せっかくカセットコンロを使うのだから、外で空焼きをしても良かったのかなぁと後から思いました。
空焼きをする時には、必ず換気をして、火傷や火災には十分注意してくださいね。でも、おっちょこちょいの私ができたのだから、そんなに身構えなくても大丈夫ですよ!
鉄のフライパン くず野菜の理由とは?
油ならしの時に、なぜくず野菜を炒めるのでしょう?
そもそも、油ならしをする時に、必ずくず野菜を炒めなければいけない、ということはないそうです。しかし、くず野菜を炒めることによって、鉄のフライパンに油の膜が作りやすくなるんですね。
さらに、鉄のフライパンを使い始めた時に気になる鉄臭さが、野菜くずを炒めることによって、とることができます。
「くず野菜がなーい!」という時には、『鉄フライパンの油ならし手順5』から、以下のように行ってみてくださいね。
1.フライパンの半分位までたっぷり油を入れ、強火でかすかに白い煙が出るまで熱します。
2.煙が出たらすぐに火を消します。
3.粗熱がとれたら、油を取り出し、残った油をキッチンペーパーなどで染み込ませるようにしながら、拭き取ります。
4.油ならし完成♪
鉄のフライパンの油ならし まとめ
いかがでしたか?
鉄のフライパンの油ならしについて、「難しい作業なんじゃないの?」「失敗したらせっかく買った鉄フライパンがおじゃんになってしまう……?!」などと、心配したり不安になったりしていませんでした?!
この記事を読んで、少しでも『なんかできそう!』『意外と簡単そう!』と感じてもらえたら嬉しいです。
鉄のフライパンをこれから使っていくのが楽しみですね♪きっと美味しいお料理ができますよ~。
最後まで読んでくださって本当にありがとうございました!
***どなたかのお役に立てれば幸いです***
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