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しめ縄の意味子供もわかる!種類や飾り方 みかんの意味も

お正月が近づいてくると

スーパーやホームセンター、通りすがりの家の玄関、自動車のバンパー部分などに

しめ縄しめ飾りを見かける事が多くなります。

100円ショップにも売っていたり、デザインもいろいろなものがありますよね!

みなさんは、しめ縄やしめ飾り、飾られますか?

しめ縄やしめ飾りがお正月に関する、縁起の良い物なのだろう

ということはわかっても、飾る意味や由来については

実はあまり知らないという方もおられるのではないでしょうか?

今回は、しめ縄の意味や由来、種類や飾り方について紹介していきます。

しめ飾りといえば……みかん?が付いていたような……

そう!その『みかん』にも大切な意味が込められているんですよ。

では、さっそく見ていきましょう!

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しめ縄の意味 子供にもわかりやすく

昔々、天照大神(あまてらすおおみかみ)という神様がいました。

天照大神には、須佐之雄命(すさのおのみこと)という弟がいました。

須佐之雄命は、いたずらが大好きで、ヤンチャばかりします。

あまりに弟が悪さばかりするので

怒った天照大神は『もう知らない!』と

天の岩屋という洞窟の中に隠れてしまいました。

太陽の神様である天照大神が隠れてしまったため

世界は真っ暗になってしまいました。

「さぁ大変!どうしよう……。」

天照大神の仲間の神様たち(八百万の神様:やおよろずのかみさま)は

天照大神が何とか洞窟から出てきてくれないかと

岩屋の前でお酒を飲み、踊り出しました。

その賑やかさに『何だろう?』と思った天照大神が

洞窟からそーっと様子を見に出てきた時……

「今だ!」

と、一斉に神様たちは洞窟の入り口をふさぎ

もう二度と天照大神が岩屋に逃げ込まないように

しめ縄で入り口を縛ってしまったんだって。

 

この昔話(日本神話)が元となっていて、しめ縄には

不浄なものや災いをもたらすものが入り込まないように結界を張るという意味

神様が宿る神聖な場所と、この世とを隔てる結界の役割があるようです。

しめ縄を飾ることで、その内側が清らかで神聖な場所となるのですね。

新年には、家々に1年の実りと幸せをもたらすために、高い山から降りてくる

と考えられている新年の神様、年神様がやってきます。

 

このようなしめ縄の意味から、お正月が近づくと

自分の家が年神様をお迎えするのにふさわしい神聖な場所であることを示すために

しめ縄を飾るということが始まったといわれています。

 

しめ縄の種類と飾り方

しめ縄やしめ飾りは、地域によって様々な種類があり、大変奥が深いものです。

一般的には、年神様を迎える玄関先や神棚に飾るのですが、

こちらも地域やそれぞれの家のしきたりによって変わる場合もあります。

ここでは代表的なものを紹介していきますね!

 

≪ごぼう注連(ごぼうじめ)≫

 

神棚に飾る、代表的なしめ縄です。

ごぼうのように細いしめ縄で、片側が太く、片側が細くなっています。

古来より、神様は『左』を神聖な物、『右』を俗(日常)としているため

神様から見た左側(人が神棚に向かうと右側)に

藁の太い部分がくるように飾ります。

 

≪ごぼう注連+前垂れ≫

 

ごぼう注連に、前垂れ(わら)をつけ、裏白、紙垂、譲り葉、橙などを

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加えたものです。玄関先に飾るのに向いていて、西日本でよく見られます。

一般的には、ごぼう注連の太い方が向かって右側になります。

 

≪玉飾り≫

 

太いしめ縄を輪にしたものに、前垂れ、裏白、紙垂、譲り葉、橙、海老、扇など

いろいろな縁起物をつけたもののことを玉飾りといいます。

玄関先に飾るのに向いていて、東日本でよく見られます。

 

≪輪飾り≫

細いしめ縄を輪にしたものに、譲り葉や紙垂などをつけた小型のしめ飾り。

部屋、台所やトイレなどの水まわりに飾ったり、門松と組み合わせたりすることもあります。

 

 

最近では、デザインも様々なものを選べ、100円ショップでも買うことができますし、

ハンドメイドでしめ飾りを作るという方もいらっしゃいます。

私も、ハンドメイドでしめ飾りを作ろうと思い、

あれこれ素材の組み合わせを考えたことがありますが、

しめ縄の本来の意味を考えると、わらを使ったしめ飾りを用意したいなと思いました。

 

しめ縄のみかんの意味は?

いろいろな種類のしめ縄を紹介してきましたが、

お正月に飾るしめ縄やしめ飾りを思い浮かべた時に、

縄、みかん。葉っぱ、紙……

が出てくるのは私だけでしょうか?w

実は、しめ縄につける飾りとして、これらのものにも一つひとつ意味があるのです。

 

●橙(ダイダイ:みかんのこと)家運隆盛

名前が「代々」に通じることから「代々家が絶えることなく繁昌しますように」という願いと共に縁起の良い果物として、鏡餅やしめ飾りなどの正月の飾りに用いられます。橙は初夏に白い花が咲き、冬に果実が実り、果実の色は橙色(だいだいいろ)と呼ばれ、冬を過ぎても木から落ちず、そのまま置いておくと2~3年は枝についています。ここから「だいだい(代々)」と呼ばれるようになったとされています。橙は、太陽を表しているともいわれています。

●裏白(葉っぱのこと)不老長寿

多年生のシダ科の植物。枯れずに新しい芽が生えてくることから、常に栄えるようにという願いがこめらています。

●紙垂(かみしで:紙のこと)神聖・清浄

神聖な儀式の時などに使われる、和紙の飾りです。しめ飾りにもよく使われますが、それ以外にも神社のしめ縄や祭事にも使われています。形が稲穂を表し、その年の豊作を願って飾られます。

 

まとめ

お正月だけでなく、神社や祭事でも目にするしめ縄には、

このような意味があったのですね。

しめ縄やしめ飾りは、神様と深く関係のある縁起物であり、

様々な願いがこめられているということがよくわかりました。

お正月に家族が集まる機会には、ぜひ子供たちにも

しめ縄の意味や由来を教えてあげてくださいね。

みなさんが良い年を迎えられますように……!

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

***どなたかのお役に立てれば幸いです***

 

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