ハンドメイドが初心者の人にとっては、作り方のレシピを見ていても、わからない用語がでてくることがありますよね。
私は、『水通し』っていう言葉が、何のことなのかわからないまま……でも「別にいっか。」と思って、スルーしてきました。
手芸を始めたばかりの頃だと、『水通し』という言葉を見たり聞いたりして、「え?何それ?!」と思われる方も多いのではないかなぁと思います。
私は、子供の入園準備で入園グッズを用意することをきっかけに、ハンドメイドを始めました。『買うよりも自分で作った方がお金がかからないのでは?それに、好みのものが作れるから一石二鳥~!』なんて、安易な気持ちで手作りの世界に飛び込んだんです。
ミシンを触ったのは、中学校の家庭科の授業以来。その授業の中で、パジャマを作ったことがあったので、入園グッズなんて袋物ばっかりだし、着る物を作るよりは簡単にできるだろうと思っていました。しかし、実際は、そんなことはありませんでした。
基礎がわかっていないので、つまづくことも多かったです。でも、作るのは楽しくて、出来上がった時の達成感もすごくあって、気付けば手作りの魅力にすっかりハマってしまいました。
……そんな話よりも、水通しって何なのか、気になりますよね?!w
今回は、『さぁこれから入園・入学グッズを作るぞー!』という前に、生地の水通しとは何なのか?ということをお伝えしたいと思います。水通しのやり方や、水通しをしない場合についても紹介しますので、ぜひ、ごらんになってくださいね♪
生地の水通しって何?
生地を水通しするとはどういうことなのか?
この言葉の通り、生地を水に通すんですね。なぜ、生地を水に通すのかというと、綿や麻などの天然素材は、何回か洗濯すると縮んでしまうことがあるんです。
お店に売っている生地のタグを見てみてください。何の素材でできているかということ(綿100%など)と、収縮率が表示されていると思います。例えば収縮率5%となっていた場合、100cmの布が、洗濯によって95cmになりますよということになるんですね。
作品が完成した後に、『洗濯したら縮んで小さくなってしまったー!』というような状況を避けるために、あらかじめ、縮ませてから作り始めるという目的で水通しを行うんです。
また、水通しをすることによって、生地の歪みを整えることができます。生地の歪みを整えることによって、仕上がりも綺麗になります。
水通しをするものの目安としては、先程お伝えした、天然素材であること。そして、洗濯頻度がわかりやすいかな?と思います。『よく洗濯する=縮みやすくなる』ということなので、洗濯頻度が多いものは、あらかじめ水通しをしてから作ると、大幅に縮むということは避けられますね。例えば、
- 洋服
- ハンカチ
- マスク
- スタイ
- エプロン
- ランチマット
など。逆に、カバンやポーチなどは、あまり洗濯しないアイテムなのではないでしょうか?
綿や麻などの天然素材であり、よく洗濯するものを作る場合は、水通しをしておくと安心ですね!その他にも、個人的には、ガーゼ生地と帆布は、1度の洗濯で目に見えて縮んでしまうことが多いので、水通しをすることをおすすめします。
では、生地を水通しするやり方を紹介しますね~♪
生地の水通しのやり方
生地の水通しのやり方は、ひとつひとつの作業は、難しいものではありません。必要なものも、家にあるものでできるので安心してくださいね。
水通しのやり方
<用意するもの>
- 生地
- 洗面器やタライ
- 水
- 生地を干す環境
- アイロン
- アイロン台
<やり方>
- 水をたっぷり張った洗面器やタライなどに、生地を畳んだ状態で入れる(生地が何種類かある場合は、1つ1つに分けた方が、色移りなどの心配がありません)
- 生地の中までしっかりと水が浸み込むように、優しく押し洗いして、そのまま放置する(浸水時間の目安は、綿→1時間 麻→4時間ですが、1晩浸しておくと確実)
- 乾いたタオルで生地を挟み、手で押さえたり軽く叩いたりして脱水する(脱水機をかける場合は、優しく1分以内で。シワ厳禁)
- 軽くしわをのばして、中表(表側の生地が内になるように)で陰干しする
- 干す時に、縦で2つ折りにして干すか、横の布目が真っ直ぐになるように揃えて干しておくと、アイロン掛けがしやすい
- 乾ききる前(半乾き状態)に、アイロンをかける
- 布のみみ(ほつれない部分)と並行&垂直にアイロンをかけていき、生地が乾いたら完了
もしも、乾きすぎてしまった場合は、霧吹きをしながらアイロンをかけたり、アイロンのスチーム機能を使うといいですよ。
生地を水通しするという作業自体は難しくはありませんが、生地を水に浸したり、乾かしたり、アイロンをかけたり……『水通しって時間がかかるなぁ。早く作り始めたいなぁ。』というのが私の正直な感想。
でも、水通しをした後の生地は、すごくピシッとして綺麗で、扱いやすくて、完成したものもとても整っているんですよ!
……でもでもやっぱり、この水通しをしなくても、良い方法ってないかな~?って探していたら、見つけてしまいました!
生地の水通しをしない?
生地の水通しをしないということ。
逆に考えてみると良いんです。水通しをしないといけない素材は、天然素材。ということは、化学繊維は縮まない=水通ししなくてもよいということ。
肌に直接身に付けるものだと、天然素材の方が良いなぁと思いますが、入園・入学グッズにおいては、そこまで天然素材にこだわらなくても良いのでは?!
そう考えた私は、生地の素材に注目しながら、ある生地と出会いました。それが、綿ポリという生地。
綿50%、ポリエステル50%で、ポリエステルのしわに強い特性と、コットンの肌触りの良さを兼ね備えた生地!しかも、
- ノーアイロンOK
- 乾きが早い
- 水通し不要
- 低価格
という、嬉しいことばかり。実際に使ってみた私の感想は、『もう、他の生地にはもどれない……。』本当に、この4つのことが叶えられた生地なんですね。
どこの生地かというと、≪生地通販のマルイシ≫さんというネット通販のお店の生地なんです。
楽天市場にもお店を出されていて、私はいつも楽天市場から購入しています。(画像をクリックすると、楽天市場のマルイシさんのお店にいけますよ♪入園・入学グッズを作るためのアイテムもいろいろ揃っていますので、よかったら覗いてみてくださいね~。)
キャラクター生地などは取り扱ってはいませんが、このような、チェックやストライプやデニム、といったシンプルで何にでも合わせやすい生地が、とっても使いやすいんです!しかも水通し不要!
私は、この生地に出会ってからは、入園・入学グッズを作る時の水通しの悩みとはサヨナラできました。
生地の水通しって何?まとめ
いかがでしたか?
生地の水通しって、生地の縮みを防いだり、歪みを整えたりして、作品を綺麗に完成させるためのひと手間だったんですね!
水通しのやり方もそんなに難しくなかったので、このひと手間によって、出来上がりが美しくなるなら、やってみる価値はあると思います。
しかし、水通しって、ちょっと面倒だなぁって思っている方には、ぜひ、綿ポリの生地もおすすめします♪
いろいろ試して、ご自分に合った方法を見つけてくださいね。この記事が、あなたにとって何か参考になれば嬉しいです。
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最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。
***どなたかのお役に立てれば幸いです***
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