今回は、芝桜の植え方についてくわしく解説します^^
- 土はどんなものがいいのか?
- 苗の間隔はどのくらいあけるのか?
- 防草シートを使う場合は?
- 具体的な植え方
など「芝桜を植える時」に気になったり疑問に思ったりすることについてまとめました^^特に、具体的な植え方については「動画」がとても参考になりますよ!
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芝桜の育て方。苗の購入場所や手入れ方法、増やし方など全て解説!
芝桜の植え方。土はどうする?
芝桜が好む土は、
- 通気性
- 排水性
- 保水性
がある土が適しています。
難しく考えずに、市販の「培養土」や「花の土」で大丈夫ですよ^^土の下の方に「大粒の軽石」や「赤玉土」を入れてあげると、水はけがさらに良くなります。
すでに花壇などにある土を使う場合は、水をかけると「水が土にスーッとしみ込んでいく」なら排水性はOKです。植え付けた後に根っこがはりやすいように、雑草を取り除いて土を耕し、ふわふわの状態にしてあげるといいですね。
ただ、古い土は「栄養」が少なくなっている場合があるので、新しい土を足したり、再生材を使ったりすることをオススメします。
特にプランターの場合は「新しい土」に換えてあげてくださいね。古い土の処理に困る場合には、古い土をそのまま再生させることができるのでこの「土の再生材」はとっても便利なアイテムです^^
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芝桜のために作られた「芝桜専用の土」もあります!土づくりに迷った時には、このような商品を使うと安心しますよね^^
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また、芝桜の根っこは20㎝程伸びるので、土は深さ20~30cmは必要になるので目安として覚えておいてくださいね。
芝桜の植え方。間隔はどのくらい?
芝桜の植え方の間隔は、
- 20~25cm間隔
がオススメです。『20㎝って……結構、間隔あけるんやな^^;』って私も初めは思ったんですが、芝桜の生長過程を知れば納得です。
シバザクラは「親株」から茎がどんどん伸びていきます。そして、その茎の節々から根っこを下ろして生長していくんですね。「横に広がって大きくなっていく」イメージです!
芝桜の生長の大まかな目安としては「2~3年で直径が50~60cmくらい」になります。なので、大きくなることを想定して間隔をあけて植えるんですね^^
また、それ以外にも芝桜が苦手な「蒸れること」を防ぐためでもあります。間隔をあけて植えることで「風通し」が良くなるので、蒸れにくくなります。芝桜同士が接近し過ぎていると、特に梅雨~夏にかけて蒸れてしまうことが原因で元気がなくなってしまうんです……。
植え付けてから何年も経てば、芝桜同士が少々接近していても育ちますが、特に植え付けてから初めて迎える「梅雨」や「夏」には気を付けてあげた方がいいですよ。
植える芝桜の苗の種類にもよるのですが、2年目には株の間が塞がってきます。芝桜も種類によっては生長が速いものや育てやすいものがあるので、どの種類の苗を選ぼうか迷った時はこちらもご覧になってみてくださいね。
芝桜の植える間隔を知ることで、庭のスペースを考えながら「いくつ苗を買ったら良いか?」も考えやすくなりますね。芝桜は「種類」や「色」もたくさんあるので、どれを選ぶかによって庭の雰囲気も変わりますよ♪
芝桜の植え方。防草シートを使う場合は?
雑草を取り除く手間を省きながら、広い範囲に芝桜を植えたい場合には「防草シート」に植え付けるという方法があります。
防草シートを使った芝桜の苗の植え方
- 除草する
- 防草シートを敷く
- 芝桜を植える間隔を決める
- ハサミで切り込みを入れる
- 穴を掘る
- 苗を植える
植え方の流れとしてはこのようになります。こちらの【動画】がとてもわかりやすいです!防草シートを使って芝桜を植えてみたい場合の「具体的なイメージ」がわきやすくなりますよ^^
動画にも出てきましたが、防草シートを使って芝桜を植え付ける場合には間隔は「30~50㎝」あけます。20㎝でも『そんなに?!』と思ったのに、防草シートの場合は30㎝以上です。
でもこれにもちゃんと理由があって、間隔が狭くなると防草シートに入れる切り込み数が増えてしまうんですね。そうすると、切り目から雑草がニョキニョキと生えてきてしまいます(>_<)
せっかく雑草を取り除く手間を省くために防草シートを使ったのに、そうなってしまったら意味がありませんね^^;
30㎝間隔で苗を植えても1~2年位でシートが芝桜で埋まるので、気長に待ちましょう♪
芝桜の植え方。手順を具体的に解説
それでは、芝桜の植え方を具体的に解説していきますね^^
いろいろな場合を想定して
- ポット苗の植え方
- マット苗の植え方
- 花壇の場合
- プランターの場合
についてお話しますね。
芝桜のポット苗の植え方
- 植え付ける場所を決めて10cm程の穴を掘ります。
- 芝桜の苗と植える穴にたっぷり水をやって土を湿らせておきます。
- 苗をポットから取り出し、絡み合っている根っこを軽くほぐしてやります。
- 根っこが広がりやすいように気持ち深めに植え付けます。
- 土と根っこがしっかりと密着するように軽く押さえます。
- たっぷりと水をあげます。
ポイントは、苗をポットから取り出した後に絡まっている根っこをほぐしてあげることです。
特に4~5月頃の苗は生長期なので根っこがポットの中でびっしり張って絡み合っていることがあります。そのままで植えてしまうと、土の中で新しい根っこを伸ばして水を吸収することができなくて枯れてしまうことがあるんですね(>_<)
少しの手間で植えつけたシバザクラの苗が早く土に馴染むことができますよ。
苗を植えた後には、たっぷりと水をあげてくださいね!植え付け後2~3週間はしっかりと水やりをします。ただ、芝桜は常に土が湿っている状態が苦手なので土が乾いたらあげるようにしてくださいね。
わかりやすい【動画】を載せておきますので、良かったらご覧になってください。私はこの動画がとっても参考になりました^^
芝桜のマット苗の植え方
「マット苗」というこのような苗もあります。
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ポット苗は小さくて、大きく育つまでに時間がかかってしまうので、手間をかけずに早くたくさんの芝桜の花を楽しみたい場合にはマット苗を使うのもオススメですよ。植え方は、
- 土を整地して、苗を植える場所を2~3㎝掘り下げておきます。
- マット苗と土にたっぷり水をやって土を湿らせておきます。
- 植える前に芝桜の苗と植える穴にたっぷり水をやって土を湿らせておきます。
- マット苗を置いて土と馴染ませます。
- たっぷりと水をあげます。
こちらも【動画】を見ると手順や流れがとってもわかりやすいです^^
花壇の場合
花壇の場合には、これまでにお話ししてきた「土」「植え方」を参考に、あなたが植えたい場所を決めて芝桜の苗を植えればOKです!
花壇の土は、雑草を取り除いたり、耕してフワフワにしたり、栄養が足りなければ「再生材」を使ったりしてみてくださいね。
プランターの場合
プランターの場合には、花壇のような「地植え」とは少し違った環境になるので「注意しないといけないこと」があります。それは
- 乾燥
- 蒸れ
- 肥料の量
です。くわしく解説しますね。
プランターの土は乾燥しやすい
プランターは「土の容量」が決まってしまいます。なので、プランターの土に含まれた水分を根っこが吸い上げてしまったら、その後は水をあげない限りどんどん乾燥していくことになります。
地植えの場合は、お天気にもよりますし、土の量もプランターに比べてたくさんあるので土の乾燥はゆるやかです。
プランターの場合には『乾燥していないか』チェックする必要があります。
プランターは蒸れやすい
特にプラスチックのプランターの場合、通気性が悪くなります。蒸発した水分は、プラスチックを通り抜けられないので、土の表面からしか抜け出すルートがありません。
土の表面には芝桜の株がどんどん広がっていくことになるので、蒸発した水がうまく抜け出せずに「蒸れる」ことにつながりやすいんですね。
花が咲き終わった後には必ず「刈り込み」をして風通しを良くしてあげたり、土がしっかり乾いてから水をあげたりして蒸れないようにしてあげましょう。
肥料の量
プランターの中では養分が自然と増えることはないので、肥料をあげる必要があります。しかし、プランターの大きさによっては「肥料をあげ過ぎる」ことにもつながりやすいです(>_<)
肥料をあげ過ぎることによって最悪の場合枯れてしまうので注意が必要です。やや少なめにあげて様子をみるといいですよ。
プランターなら場所を選ばずベランダでも育てられるのでいいですよね♪注意点に気を付ければプランターでも芝桜を楽しめます^^「地植え」か「プランター」か迷った時にも参考にしていただけると嬉しいです。
さいごに
芝桜を植えたばかりの頃は『少し寂しい感じ』がするかもしれませんが、これから先、どんどん生長して大きくなっていくことを思えば今後の楽しみがありますね♪
芝桜の【育て方】も、そんなに難しいものではありません^^
「挿し木」をすると更に増やすことができるので、はじめの費用をおさえながら今後、庭を芝桜でいっぱいにすることも可能ですよ!
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