節分といえば、鬼だ!豆まきだ!
節分の日が近付くと、豆まき用の豆や鬼のおめんを用意したり『今年は誰が鬼の役をする?!』などと話したりして子供と一緒に楽しめる行事ですよね^^
でも、よくよく考えてみると『節分って一体何?』『なんで鬼に豆投げてるんだ??』……知ってたようでよく知らないことに気づいた私。
母として子供にも伝えられるように節分の意味や由来について調べてわかりやすくまとめました!
今回は節分の意味や由来についてお伝えします。子供向けにも説明できるように、実際に私が話した内容も紹介しますね。
また「節分をテーマにした子供におすすめの絵本」も紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね♪
節分の意味や由来は?
節分とは「季節を分ける」という意味があります。つまり、季節の変わり目ということです。
日本には四季(春、夏、秋、冬)があり、季節の変わり目というのは年に4回あります。
- 立春(2月4日ごろ)
- 立夏(5月6日ごろ)
- 立秋(8月8日ごろ)
- 立冬(11月8日ごろ)
そして、それぞれの前日が節分(せつぶん)(=季節の変わり目)と呼ばれています。
その中でも寒く厳しい冬を乗り越えた後の立春は、特に特別なものであり旧暦では、1年の始まりとされていました。
- 節分の日=大晦日
- 立春=元日
ということです。
なので、立春の前日である節分の日は、現在で言う大晦日にあたる『1年で最も大切な節目』であり、『節分』というと、この立春の前日である日だけを指すようになりました。
「節分=豆まき」という意味ではなかったんですね^^;
昔は季節の変わり目には「邪気」が入りやすいと考えられていて、その邪気を「鬼」と例えていたそうです。
鬼とは『隠(おぬ)』『陰(おん)』に由来し、目に見えない邪気という意味があります。昔は、災害や病など悪い事がおこるのは鬼のせいだと思われていました。
中国では昔、大晦日の日に邪気を払うため、鬼の面をかぶった人を弓矢で射って追い払う『追儺(ついな)』と呼ばれる行事があったそうです。
その中で鬼の姿をした人を災いに見立てて、その鬼を豆を撒き散らしながら追い払う『豆払い』というものがありました。
それが日本にも伝わり、『大晦日』と『節分』の行事が合わさった形で、今の節分の行事になっていったといわれています。
これから始まる新しい年の前に鬼(邪気)を追い払い、不幸や災いのない一年になるようにという願いが込められていたんですね。
「節分」とは、新年を迎える前に無病息災を願い、福を呼び込むための大切な行事だったのです。
節分の意味を子供向けに
節分には、このような意味や由来があったんですね。それでは、子供に
- 「節分って何なん?」
- 「何で豆まきするん?」
と聞かれたら……実際に私が子供に話した内容です。関西弁で失礼いたします^^
「昔はな~、節分の日が大晦日やったんやって~。だから、昔やったら明日がお正月ってこと。
昔の人は、新しい年もみんな元気で過ごせますようにってお願いするのに、豆まきしてたんやって。
豆まきは、鬼やっつけるためにしてたんやけど、鬼ってな、病気とか悪い事とかのことなんやって。
豆は、いっぱい栄養があるから悪いもんを追い出すパワーがめっちゃつまってるんやで!
今年もみんな元気で過ごせるように、豆まきしよな~。」
我が家の子供たちは皆、『節分=自分の中にすんでいる鬼をやっつける』というスタイルを、園で学んできました。
- 泣き虫鬼
- 怒りんぼ鬼
- 好き嫌い鬼
- 朝寝坊鬼
などなど、自分の中で苦手な(克服したい)ことを鬼に例えて、それを豆まきでやっつけよう!というものです。
豆を食べることで、自分の苦手なことができるようになるんだと「好き嫌い鬼さん、やっつけるぞー!!」と、勇んで豆をボリボリ食べていた姿が可愛かったものです。
こんな方法を加えても、子供向けに節分について伝えるのにピッタリですね!
やっぱり子供と一緒なら、行事の伝統も伝えつつ、楽しむことも大切ですよね♪子どもと一緒に楽しめるものとして節分や鬼に関する「絵本」もおすすめですよ^^
節分 子供の絵本のおすすめ
節分や鬼をテーマにした絵本はたくさんあります。私が子供と楽しめたおすすめの絵本を紹介しますね。
●おにはうち
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作:中川ひろたか 絵:村上康成/出版社:童心社
鬼は悪いことをする。鬼はこわい存在。
でも、そんな鬼ばかりじゃないかもしれない。優しい鬼がいるかもしれない。もしかしたら鬼は人間と友達になりたいのかもしれない。
不思議な男の子「におくん」とのお話です。
●おにはそと
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作・絵:せなけいこ/出版社:金の星社
鬼の親分がチビ鬼を連れ戻しに、よろいを着て来ますが、豆まきに降参!
親分はちび鬼のお父さんでした。
いろいろな鬼が出てきますが、鬼に親近感がわき、心が和む楽しいお話です。
●おにのパンツ
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編成・絵:鈴木博子(イラストレーター)/出版社:ひさかたチャイルド
『おにがパンツをはいたらね…すてきなうたがはじまるよ!』という前振りで始まり、『おにのパンツ』の歌がそのまま絵本になっています。
『はこうはこう おにのパンツ♪』と歌うたびに色んな動物が集まってきて、最後の『みんなではこう おにのパンツ♪』ではたくさんの動物が大集合!
巻末に楽譜も付いていますよ。物語だけでなく、歌って踊って鬼に親しみたいお子さんにおすすめの絵本です。
●オニじゃないよおにぎりだよ
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作・絵:シゲタサヤカ/出版社:えほんの杜
人間に怖がられているという自覚のない鬼たちが、ちょっとした勘違いから、美味しいおにぎりを人間に食べさせてあげようと奮闘するお話。
健気に一生懸命たくさんのおにぎりを作って町に出て行くものの、みんな怖がって逃げてしまいます。
そこで、変装しておにぎりを配りに行くことにするのですが、その格好のかわいいこと、まぬけなこと。大人も思わず笑ってしまうお話です。
節分の意味や由来は?まとめ
我が家の子供たちは、毎年この時期になると『おにのパンツ』の歌をうたって踊っています^^
節分=鬼=豆まき=恵方巻き=……
などと、大きくなるにつれて、子供の中でもいろいろなことがつながってきているなと感じます。
その年の子供の成長の様子に合わせて、子供向けの言い方で、本来の意味や由来も伝えてあげられるといいのかなと私は思っています。
さぁ、この節分も家族みんなで楽しく元気に豆まきをして、素敵な春を迎えられるといいですね!
豆まきの時にかぶる鬼のお面を手作りしました^^作り方も【写真付き】で紹介していますので良かったらご覧になってくださいね♪
>>お面の作り方は簡単に画用紙で鬼を作ろう!輪っかの作り方も紹介
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