柿が固くて何だか甘くなさそう……。
- 収穫した柿をいただいたけれど、触ったらカチカチ!
- 固いと甘くないのでは?
- 家族で柿の好みの固さが違う
そんな時には柿を甘くする方法がありますよ!「甘くなる=熟す=柔らかくなる」ので、柔らか~い柿が好みの方も必見です^^
今回は、柿が固い!甘くない!という時に手軽に試せる柿を甘くする方法をお伝えします。すでに剥いてしまった柿の場合の対処法もご紹介しますので、ぜひご覧になってくださいね^^
柿が固い!甘くない!
柿が固くて甘くない時ってありますよね(>_<)
特に、柿を剥いて食べてみたら『何これ!固い!全然甘くない!』というパターンは悲しくなります……。(後程、こうなってしまった場合の対処方法もご紹介しますね^^)
そんな失敗を経験した私は、柿を食べる時には『食べごろかな?』と確認してから皮を剥くようにしています^^;
柿が完熟したかどうかの目安としては、柿の表面を見てみるんです。表面に白い粉のような物が吹いていたら完熟している可能性が高いです!これは「ブルーム現象」といって、水分が蒸発したり害虫から守ってくれたりする自然な現象です。ぶどうなんかにも付いていますよね。
もしも「白い粉が吹いていない」という場合も、柿の色が全体的に濃いオレンジ色になっていたり、手で優しく柿を触ってみて柔らかさを感じたりしたら食べごろのサインです。
こんな風に柿をチェックしてみて、明らかに「食べごろ前」だった場合でも簡単に柿を甘くする方法があるので大丈夫ですよ^^
柿を甘くする方法
柿を甘くする方法はいくつかあります。
- そのまま置いておく
- りんごを使う
- お酒を使う
- 電子レンジを使う
そのまま置いておく
そのまま置いておくだけでも柿は自然と熟してきます。
柿が熟していく温度は「15度位」なので、この位の気温を目安に柿を「常温」で置いておくと日に日に柔らかくなっていきますよ。
だんだんと気温が下がってくる季節なので、置く場所によっては「気温が低すぎて熟すのに時間がかかる」ことがあります。冷蔵庫の中も、気温が低すぎるのでいけません(>_<)
私は柿がたくさんある時には、早く熟して欲しい柿はキッチンやリビングの常温に置いておき、ゆっくりと熟して欲しい柿は普段誰もいない冷暗所に置くなどして、熟すタイミングがズレるようにしています^^
熟した柿は、冷蔵庫に入れることで追熟をストップしてくれるので食べ頃になった柿から冷蔵庫に入れて保存するというのもいいですね。柿の保存方法はこちらでくわしくお伝えしています。
>>柿の保存期間や保存方法を状況別に解説!長期保存もできる秘策とは!?
りんごを使う
りんごからは「エチレンガス」というガスがでています。エチレンガスは成長ホルモンのひとつで、このガスに当たることで柿が追熟されていくんです。
柿の固さにもよりますが、2日~1週間で熟します。
【りんごで柿を甘くする方法】
- ビニール袋に甘くしたい柿とりんごを一緒に入れる
- ビニール袋の口を縛って、数か所つまようじなどで穴を開けておく
- 冷暗所に置いておく
りんご効果をあなどってはいけません(>_<)気付けば『柿が熟し過ぎていた……!』ということも起こり得るので、柔らか過ぎる柿が苦手な方はご注意を!
また、色があまり変わっていなくても中の果実は熟している場合もあるので、目で見るだけでなく必ず柿を触って固さも確認するといいですよ。
りんごの他にも、メロンやアボカドからもエチレンガスが出ます。でも一番効果が高いのは「リンゴ」です。手に入りやすいというのも嬉しいですね^^キウイの追熟にもリンゴは効果抜群ですよ!
お酒を使う
柿にアルコールを吸収させると、渋味を抜くことができます。渋柿を甘くする時にもこの方法が使えますよ。5日~1週間で甘くなります。
【お酒で柿を甘くする方法】
- 柿のヘタが漬かる位のお酒をお皿に用意する
- 柿のヘタ部分をお酒に2~3回浸す
- 実の部分についたお酒をキッチンペーパーでふきとる
- ビニール袋に入れて密封して冷暗所に置いておく
お酒は、「ホワイトリカー」「焼酎」「ウイスキー」「ブランデー」などが使えます。ブランデーを使った場合は柿の風味が少し変わるので、お好みのお酒を選んでくださいね。
柿のヘタにお酒をつけて放置しておくだけなので簡単です^^時々柿の様子をみて熟し具合を確認するといいですよ。
電子レンジを使う
柿を電子レンジで加熱すると、トロッと柔らかくなります。食感はかなりトロッとなりますが、そのまま加熱しただけでは甘味はそんなに変わりません(>_<)
甘くしたい場合には、柿1個に付き白ワインか焼酎を小さじ1杯かけて加熱する方法がありますが、お酒が苦手な方や子供さんは「風味」が気になるかもしれません。
【電子レンジで柿を甘くする方法】
- 柿は皮を剥いて食べやすい大きさに切る
- お皿に乗せてラップをして600wで30秒~1分加熱する
加熱時間はお好みに合わせて調節するといいですよ。柔らかすぎるのが苦手な場合は30秒から試してみてくださいね。
温かい柿が苦手なら、ちょうどよい固さになった状態で冷蔵庫に入れて冷やしてから食べると美味しくいただけますよ!
柿を剥いてしまった場合は?!
すでに柿の皮を剥いてしまった場合には、
- 電子レンジで加熱する
- 加工する
といいですよ。「電子レンジで加熱する方法」は先程のやり方を参考にしてくださいね^^
レンジで加熱すると「食感」は変わりますが、個人的に「甘さ」はそんなに増さないように感じます……。なので、生で食べるのではなく「加工」してしまうのもひとつですよ♪
砂糖を加えれば甘くなり「柿ジャム」になりますし、ホットケーキミックスに混ぜて焼いたり、固くて甘さ控えめな部分を生かして「なます」に加えたりするのも美味しいです!
柿の食べ方のアレンジはとってもたくさんあります。作り方もご紹介すると、ちょっと長くなってしまいますので「食べ方」についてはこちらをご覧ください^^
>>柿の大量消費メニュー!簡単消費できるのは?作り方も知りたい
さいごに
これで柿が固くて甘くない場合も大丈夫です!
柿って人によって「好みの固さ」がありますよね。この方法でわざと早く追熟させて柔らかい柿にすれば、固い柿と柔らかい柿を同時に楽しめるので、家族がそれぞれの好みの柿をいただくなんてこともできますよ♪
特に、りんごのエチレンガスのパワーはスゴイです!りんごが手に入ったなら、ぜひやってみてくださいね^^
これまでにお伝えしてきた「柿」についての情報を見やすくまとめました!柿の食べ方のアレンジや、保存方法、干し柿の作り方や食べ方についてもご紹介しています^^柿がお好きな方はぜひご覧になってみてくださいね。
>>【柿のまとめ】柿の食べ方,栄養,カロリー,干し柿の作り方,保存方法など
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